最近よく考えていることは、幸せな人生だったり楽しい人生をおくるには、何か大きなイベントを引き起こすのではなく、日常の中で楽しいことを探すことが重要なんじゃないか、ということだ。
人生の幸せとして挙げられる結婚や出産は普通の人だったら片手で余る回数しか経験できない。旅行だって月に1回の旅を継続して行ける人は多くないだろう。
もっと身近でもっと安価で済むこと、例えば、毎日飲むコーヒーに幸せを感じられるようになったり、毎日のお風呂に幸福を感じられるようになったら、それはもうハッピー!ハッピー!!な人生になるんじゃないかと思ったのである。
さて、先日、ブックオフへ読み終えた本を売りに行ってきた。本は基本的にブックオフでキャッチ&リリースなので、買取額が渋くてもそんなに気にしない。今回は21点で730円だった。その流れで110円の本を2冊、100円引きのクーポンを使って購入した。
本を2冊購入したことはイレギュラーだったけれども、「よし、本を売りに持って行くぞ」と思ってから計画していたことがある。そんな大それたことではないけれども、ブックオフからの帰宅ルートを少し変えると辿り着ける、業務用スーパーの亜種みたいなスーパーでアイスを購入するという計画だ。
そのスーパーでは常にアイスが3~4割引きで売られているのである。6本入りの箱アイスを228円で手に入れた。後は予想していたよりも買取額が高かったので84円のスナック菓子もカゴに追加した。税込みで336円だった。
本を2冊購入して、アイスとお菓子を購入して、730円以内に収まっているので、すごくお得な気分だ。
小さな金額で自分をちょっと幸せにしてくれそうなこと、アイスもそうだし、入浴剤にこだわってみるのも良さそうだし、考えてみれば出来ることは色々とあるけれど、やってこなかった。何が自分を、自分の人生を幸せにしてくれるだろうと考えた時に思い浮かんだ物事は、お金や時間をかかることばかりだったからだ。
今回、小さな金額で簡単に実行できることで自分をハッピーにする、なんてことをやってみたくて、本を売ったお金で箱アイスを買うと決めてみた。その効果は、毎晩ちょっとだけ嬉しい。『タダで飲む酒は美味い』という名言があるけれども、実質無料で買えたこともプラスして気分が良いのかもしれない。自分を気分よくさせることに必ずしも大金は必要でなくて、まだ財布には274円が残っている。
お金があればしあわせなの? (こころのえ?ほん) [ 大野正人 ] 価格:1760円 |